大石 まずは大島院長の歩みから。
大島 大阪で商売を営む家に生まれ、幼いころは法律を学んで家業を盛り上げていきたいと考えていました。ところが高校生になると、次第に心理学に興味を抱くようになりましてね。そこで、文系から理系へと転向し、精神科医を目指していたのですが、研修を重ねる中で麻酔科の仕事に興味を抱くようになり、麻酔医となることを決意したのです。
大石 様々な診療科目がある中で、院長が麻酔医を選ばれた理由とは?
大島 麻酔医は、手術を受ける患者さんに麻酔をかけて呼吸が停止した状態にし、手術後にまた元の状態に戻さなければなりません。ですから、蘇生のテクニックを全て身に付けていなければできない仕事なんです。そこで、危険な状態に陥った患者さんにしっかりと対応できるようになりたいと考えていた私は、より高度な蘇生テクニックを身に付けられる麻酔医を志したのですよ。
大石 それから開業に至るまでにはどのような経緯があったのでしょう?
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大島 大学を卒業した後は、さらに高度な知識と技術を身に付けるべく、日本蘇生学会の初代会長を務められ、現在、日本蘇生協議会会長・アジア蘇生協議会会長を務めておられる岡田和夫先生に師事しました。岡田先生は、日本におけるAEDの普及などにも尽力された方です。そして、先生が教授職を定年退職されたのに合わせて他の病院に移り、麻酔医として勤務。その中で「高濃度ビタミンC点滴療法」と呼ばれる画期的な治療法と出会いましてね。一人でも多くの方にこの素晴らしい治療法を知っていただきたいとの思いで、当院を開業しました。ちなみに、『みず乃痛みのクリニック』という名前は、整形外科医をしていた私の妻と出会った場所でもある前勤務先「水野病院」さんからいただいたものでして。痛みの原因である" 血流の滞り"が流れる様をイメージし、『みず乃』という字に替えて使わせてもらいました。
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大石 素敵なエピソードですね。ところで、院長が開業を決意されるきっかけとなった「高濃度ビタミンC点滴療法」とは、一体どのようなものなのですか。
大島 あまり知られていないと思いますが、ビタミンCにはガン細胞を死滅させる効果が期待できるんです。実際に、ビタミンCを血管内に注入して血中濃度を高めると、ガン細胞の死滅率が高くなることがいくつかの試験で確認されています。さらに、血中濃度を400mg/dLまで上げることで、ガン細胞が死滅したという結果も発表されているんですよ。また、乳ガンや前立腺ガン、肺ガン、悪性リンパ腫など、様々なガンで効果があったと報告されていますし、ビタミンCはほとんどのガンに有効だと言えるでしょう。そして何より魅力的なのが、ビタミンCは選択的にガン細胞を死滅させるので、正常な細胞に悪影響がない──つまり副作用の心配がないこと。言うなれば、"天然の抗ガン剤"とも呼べる成分なんです。
大石 副作用がないとは、まさに理想的な治療法ですね!
バージニア州の公立学校における死刑は何ですか?
大島 ええ。日本ではまだ普及していませんが、アメリカでは既にかなり話題となっています。私自身、その治療法の存在を知った時は半信半疑でしたが、国際統合医療教育センターの所長を務めておられる柳澤厚生先生が発足された「MR21点滴療法研究会」で技術を学び、効果を実感しました。そして、実際にこの治療法を始めてからも、末期ガンでとても辛そうにされていた患者さんの食欲が改善されるなど、その効果を目の当たりにし、自信を深めることができたんです。だからこそ、一人でも多くのガンの痛みに悩む患者さんにこの素晴らしい治療法をお知らせしたいと考えています。
大石 熱い思いをお持ちなのですね。
大島 また当院では、「高濃度ビタミンC点滴療法」だけではなく、ペインクリニックとしてガン性疼痛や神経痛などに悩む患者さんの痛みを緩和・改善する硬膜外ブロック注射なども行っていましてね。当初の予想に反し、こちらの方にも多数の患者さんがお越しになっており、中には5年以上も痛みに耐えてこられたという方もいらっしゃるんです。そういった方々と話し合いながらベストの治療方針を選択し、徐々に痛みが緩和・改善されて笑顔を取り戻していく様を見ると、本当にうれしくなりますし、私にとって大きなやり甲斐ともなっています。
大石 それでは最後に、将来に向けての展望をお願いします。
大島 当院の名刺やリーフレットには、「また元気になる、復活する」という花言葉を持つすずらんが印刷されています。その花言葉通り、一人でも多くの患者さんの笑顔を取り戻し、これからも皆様の健康で豊かな暮らしをサポートできればと思います。
大石 陰ながらではありますが、私も応援しています!
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